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糸魚川ー静岡構造線塩の道北部ジオサイト

フォッサマグナパークは、糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石と、西側の約3億年前の岩石が接しています。姫川は暴れ川だったため、渓谷に沿って道をつくるのは危険でした。そのため、山間地の断層に沿うなだらかな地形を結んで道がつくられました。当時の道はよく保存され、道標、石仏、茶屋跡などが残り「風景街道」にも登録されています。

フォッサマグナ

 

フォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」という意味です。明治時代に日本に来たドイツの地質学者・ナウマン博士が発見し、命名しました。

日本海から太平洋までのびる1~3億年以上前にできた古い岩石の溝に 2000万年前以降にできた新しい地層がたまったものなので、上空から見下ろしてわかるような地形的な溝ではなく、山々をつくっている地層や岩石を知ってはじめてわかる「地質学的な溝」です。

糸魚川-静岡構造線はその西縁の境界面(断層面)なので、「フォッサマグナ 」と「糸魚川-静岡構造線」は同じ意味ではありません。

 

 

塩の道 ウトウ

ウトウとは、塩の道の勾配をゆるやかにするために、人工的に削られたU字形の凹地です。大野のウトウは特に見事で、塩の道の名所となっています。

枕状溶岩(まくらじょうようがん)

枕が積み重なったような模様がある溶岩で、水中で流れだした証拠となります。立体的には、チューブ状の溶岩が何本も重なったものです。枕状溶岩の上に重なる地層から、海にすむ二枚貝の化石が発見されており、当時は海底だったことがわかっています。

断層露頭

約1600万年前の岩石(右手・東側) 約3億年前の岩石(左手・西側)

所在地

〒949-0536 糸魚川市根小屋2484-1

営業期間

2024年12月1日(日)まで見学可能
※翌日、12月2日(月)から2025年の春まで冬季閉鎖(※2025年の開園は残雪によって前後します。)

 

アクセス
  • 車の場合
    北陸自動車道 糸魚川ICから車で10分、下車後徒歩で10分
  • 電車の場合
    JR大糸線 根知駅から徒歩で15分
駐車場

普通車15台(無料)

問合先

フォッサマグナミュージアム(管理) TEL 025-553-1880

※フォッサマグナパークとは別の施設です。カーナビ等でお越しになる際は電話番号で検索しないようご注意ください。

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