フォッサマグナパーク
ふぉっさまぐなぱーく

フォッサマグナパークは、糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石(右手)と、西側の約2億7000万年前の岩石(左手)が接しています。2018(平成30)年8月にリニューアルオープンし、大地の境界をよりダイナミックにわかりやすく見学できるようになりました。フォッサグナパークでは、枕が積み重なったような模様がある「枕状溶岩」も見ることができます。立体的にチューブ状の溶岩が何本も重なったもので水中で流れだした証拠となり、枕状溶岩の上に重なる地層から海にすむ二枚貝の化石が発見されており、当時は海底だったことがわかっています。
フォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」という意味です。明治時代に日本に来たドイツの地質学者・ナウマン博士が発見し、命名しました。日本海から太平洋までのびる1~3億年以上前にできた古い岩石の溝に 2000万年前以降にできた新しい地層がたまったものなので、上空から見下ろしてわかるような地形的な溝ではなく、山々をつくっている地層や岩石を知ってはじめてわかる「地質学的な溝」です。糸魚川-静岡構造線はその西縁の境界面(断層面)なので、「フォッサマグナ 」と「糸魚川-静岡構造線」は同じ意味ではありません。
所在地 | 糸魚川市根小屋2484-1 |
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営業期間 | 2025年4月上旬オープン予定 |
アクセス |
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駐車場 | 普通車15台(無料) |
問合先 | フォッサマグナミュージアム(管理) ※フォッサマグナパークとは別の施設です。 |