新潟焼山
にいがたやけやま
新潟焼山の立入規制の解除について
平成30年11月15日付で、新潟焼山の山頂から半径1キロメートル以内の立入規制が解除されました。
なお、噴火警戒レベルは現在もレベル1(活火山であることに留意)に変更はなく、引き続き、気象庁が24時間体制で観測を行っています。平成28年3月2日に山頂から半径1㎞以内の立入規制がありましたが、平成30年11月15日に解除されています。
平成28年5月1日から山頂付近でごく小規模の降灰が確認されました。
5月1日から火山性地震が増加していた焼山ですが、5月6日に気象庁の職員が確認したところ、山頂付近にごく小規模の降灰が確認されました。新潟焼山で降灰を確認したのは1998年以来となります。東風が吹いていたため、降灰は山頂西側の限られた部分に限定されています。火山活動の推移については、気象庁HPの新潟焼山の火山活動解説資料をご覧ください。
5月1日をピークに火山性地震は減少しており、監視カメラでも新たな噴火は認められていません。気象庁の噴火警戒レベルも、いままでどおり「1」のままです。(2016/05/13現在 )
噴石などの被害が予想される範囲は、入山を規制している山頂から半径1キロメートル以内です。山麓の「焼山ジオサイト」内にある早川温泉郷(笹倉温泉、焼山温泉)までは7キロメートル、「月不見の池ジオサイト」まで14キロメートル以上もあります。
小規模な噴火の影響はまったくありませんので、安心してお越しください。また、新潟焼山の麓には1軒の温泉宿がありますが、現在、宿泊や観光などには問題ありません。新潟焼山の「今」はこちらから確認ください。
噴気など表面現象の状況
新潟県土木部砂防課が焼山温泉(山頂の北北西約8km)に設置している監視カメラによる観測では、昨年(2015 年)夏頃から、山頂部東側斜面の噴煙がやや高く上がる傾向が認められ、一時的には火口縁上400m以上まで上がっています。また、昨年(2015 年)12 月下旬からは噴煙量も多くなっています。
地震や微動の発生状況
今期間、火山性地震は少ない状態で経過しました。2015年以降の地震回数は、前年(2014年)以前と比べてやや増加しています。火山性微動は観測されていません。
地殻変動の状況
GNSS(注)連続観測では、火山活動によるものと見られる変動は認められません。
注)GNSS(Global Navigation Satellite System)とは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称です。
1)赤外熱映像装置により観測しています。赤外熱映像装置は、物体が放射する赤外線を感知して温度を測定する測器で、熱源から離れた場所から測定することができる利点がありますが、測定距離や大気等の影響で実際の温度よりも低く測定される場合があります。
林道焼山線の一般開放のお知らせ
焼山登山道へ通じる林道焼山線は、下記日程の土曜日・日曜日・祝祭日に限り一般開放します。
開放区間及び時間は、次のとおりです。
なお、降雪状況等によっては、閉鎖予定日以前に予告なく閉鎖する場合があります。
開放日、開放時間 (第1ゲートの開放) |
土日祝のみ開放 崩れた場所があり排土処理が終わるまで通行止め(2024年9月末まで延長※さらに延長になる可能性あり) ※第2ゲートは開放しません。第2ゲートから焼山登山口までは工事用通路で枝道が多くあるので道迷いに注意。 |
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開放区間 | 林道起点から約3kmの地点(マップはこちら) |
その他 |
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新潟焼山に登る際に登山届の提出が義務化されました。
「新潟焼山における火山災害による遭難の防止に関する条例」が平成27年6月1日より施行され、登山届の提出が義務付けとなりました。この条例は、新潟焼山の活火山地区(山頂から2km以内の地域)への登山者に対して、登山者の住所、氏名、性別及び年齢などを新潟県知事へ届出をしていただくことにより、登山者による事前準備の徹底及び火山災害による遭難の防止を図ることを目的としています。 新潟焼山に登山される際は、登山届の提出をお願いいたします。
新潟県では、小規模な噴火等による被害を防ぐため、平成29年5月31日から施行する「新潟焼山の遭難防止条例」で登山届を提出せず、さらに警告に従わない登山者に対する罰則を定めました。
登山届の提出先については、以下のリーフレット・ホームページをご覧ください。
次の注意事項お読みいただき、登山は自己責任において行ってください。
※登山における自己責任とは、計画から帰宅するまでの一切を自分達で主体的にやり遂げることです。
・残雪、かん木(ブッシュ)、視界不良等で遭難する恐れがあります。
・脆弱な地質のため、落石や崩落している場所があります。
・地下の空洞、空隙等に落ちる可能性があります。
・突発的な火山活動(噴火、噴石の飛散、水蒸気爆発、火山ガス等)が起きる可能性があります。
・新潟焼山は上越森林管理署が治山工事を行っています。途中の資材運搬路は一般車輌通行禁止です。
・カラサワシェルター内に貸出用のヘルメットを設置(10個)しました。登山の際は、安全のため必ずヘルメットを着用してください。
〈関連情報〉
新潟県糸魚川市大平
営業期間 | 標高 2,400m レベル 中級者向け (大谷・地獄谷・山頂付近で鎖場があり危険です。) ポスト あり(笹倉温泉駐車場脇) シーズン 7月上旬~ ※2022年山開きなし(7月上旬はまだ雪がついている箇所が多いため、アイゼン必要) 情報 新潟県で唯一の活火山です。泊岩に避難小屋があり、3人程度の避難が可能。 |
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アクセス | ※土砂崩れによる安全対策工事により、令和6年度中は全面通行止めとなります。
●焼山登山道(駐車場:焼山第一ゲート、焼山第二ゲート) ①笹倉温泉から標識に従って林道焼山線へ。 ②焼山線を車で暫く走ると第1ゲート到着。(駐車台数5台)※第1ゲートは平日閉鎖。開放期間中の土日祝のみ第2ゲートまで車で乗り入れ可能。 ③第1ゲートから更に車で5分ほど走ると、第2ゲートへ到着。(駐車台数10台) ④第2ゲートから徒歩50分で登山口に到着。※登山口への車乗入れは不可。
〈ルート情報〉行き:5時間10分/帰り4時間20分(第2ルートからの場合) 第2ルートから登山口(シェルター)までは50分程度徒歩が必要。登山口からはしばらくなだらかな坂を登る。道中、大谷・地獄谷という谷があり、谷底が雪により抉られているため、ロープ・梯子場の経験が必要になる。山頂付近は、活火山特有の硫黄のにおいやガレ場が続く。場所によっては、少々進む場所がわかりにくい箇所もあるため、心配であればGPS等を持参すること。山頂手前にも鎖場がある。経験者であれば問題はないが、初心者は注意が必要。この鎖場が焼山で最も危険なポイント。 山頂2km圏内への入山は、登山届の提出が義務化されているため、必ず提出すること。
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