冬山の遭難事故防止について
平成20年3月9日(日)に鉾ヶ岳をスキー登山中のパーティが雪庇崩れにより、滑落する事故が発生しました。
冬山登山・山スキーは、大変危険を伴います。事故が起きないよう、十分な情報収集と慎重な対応等を心がけてください。
冬山の遭難事故防止ワンポイント
無謀な計画や技術などを過信した安易な登山が即事故に直結することから、高度な技術、万全な装備、周到綿密な計画と組織的な登山活動が要求されます。
冬山は、天候の急変、雪崩・雪庇の崩落等厳しい自然条件下にあります。特に糸魚川市の山は急峻で豪雪地帯にあります。
厳冬期には大量の降雪と強風が長時間続く日が多く、入山者もほとんどないため、深いラッセルや雪庇、雪崩、吹雪等による低温や視界不良、クレパスへの滑落など多くの危険と困難が待ち受けています。
市内の1,000mに満たない山域や標高の高い山でも5月頃まで冬の天候に一変するため、大変危険です。
冬山では、常に雪崩・雪庇の崩落の危険がありますので、積雪・降雪状況や気温の変化などに注意をし、どの状況で引き返すか事前に検討しておく必要があります。
事前に情報収集を行い、積雪・雪庇・天候・ルートの状況を確認し、経験、技術、体力に応じた無理の無い登山計画が必要です。
登山計画は、家族や勤務先に知らせておくほか、入山10日くらい前までに行き先地の警察署に提出してください。
一酸化炭素中毒事故の防止について
平成20年2月、八ヶ岳山中の山小屋において灯油ストーブ使用中に一酸化炭素中毒により、宿泊者がヘリコプターで救助された事故が発生しました。
山小屋やテント等の中で、燃焼器具を使用する場合は、換気を十分に行い、一酸化炭素中毒の事故のないように注意をしてください。
登山計画書を提出する場合は、最寄の警察署へ
新潟県警察本部 糸魚川警察署
〒941-0066 糸魚川市寺島2-6-1 TEL 025-552-0110