塩の道資料館(塩の道古道)
しおのみちこどう
※塩の道資料館および山口塩の道トレイル付近でクマ出没が頻発しています。詳しくは糸魚川市HPをご確認ください。
古い民家を移築した建物で、屋根裏部屋まで見学でき、ボッカの装備(ショイコ、ワラミノなど)や生活資料など、約2,100点の資料が展示されている。
塩の道とは?
正式には「松本街道」と言い、越後糸魚川と信州松本を結ぶ約120kmの生活の道でした。信州白馬村の佐野坂下を源とする姫川を挟んで西側ルート(青海、今井・小滝・山之坊)と東側ルート(糸魚川・大野・根知・大網)に分かれており、東側ルートの起点は海岸線を東西に走る加賀街道の新七(現在の糸魚川市本町)でした。慶長9年(1604)に認可された信州問屋6軒が荷物を取り仕切る中、塩荷を中心とした生活物資の輸送が行われるようになりました。
運搬したボッカや牛方と呼ばれる人達は平均50kgもの生活物資等を1日平均30km担いで歩いたと言われています。中山峠は最大100m、白池周辺では300mもの高低差のある山越えをしたそうで今では想像もつきませんが苛酷な労働であったことは言うまでもありません。
平成14年3月19日(平成19年7月26日追加指定)に松本街道は国史跡に指定され、ウトウが残る中山峠約1.7km(大野~東中)と石仏群や日向茶屋跡、ボッカ宿跡などがある市道山口白池線約3.3kmが指定区間です。
- ウトウ:道型がU字型に掘り込まれていて、牛が道に沿って歩きやすくなっているところ。
- 日向茶屋:文政7年(1824)戸倉山大雪崩で崩壊したボッカ宿2軒の代わりに建てられたもので7.2m×4.5m程の建物。
塩の道起点まつり
ゴールデンウィークの前日、毎年5月2日に塩の道の起点であるここ糸魚川から塩の道を歩くイベントを開催しています。日本海の眺望と新緑の古道を楽しみながら根知駅までの約10キロの道のりを歩いてみませんか。5月3日~5日に小谷村・白馬村・大町市で開催される塩の道祭りにつなげれば、塩の道トレイルの楽しみも倍増します。
開催日 | 毎年5月2日 |
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時間 | 受付 8:30~9:00 JR糸魚川駅前 ゴール 15:30 JR根知駅 |
新潟県糸魚川市山口552
所在地 | 〒949-0554 新潟県糸魚川市山口552 |
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営業期間 | 9:00〜16:00 |
営業時間 | 2024年4月12日(金)~11月30日(土) |
料金 | 中学生以上500円、小学生100円、未就学児無料 |
アクセス |
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問合先 | 塩の道資料館 TEL 025-558-2202
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